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帰ろうとした私たちを呼び止め、
先生は血液検査の結果について話し始めました。


「緊急性の高い異常はありませんでした」


その言葉を聞いて、
少しだけ肩の力が抜けました。



脳波の結果はまだわからない。
それでも、
とりあえず今すぐどうこうという状態ではないんだ…


そう思えて、
少し安心したのを覚えています。





でも——

先生は続けて、

「ただ…」

と、少し慎重な表情になりました。
「一つの項目を除いては。」


先生は検査結果の紙を指さしました。

そこに書かれていたのは、





CK(クレアチンキナーゼ)




という見慣れない項目。


聞いたことがないものでした。




そしてその数値は、
基準値を大きく超えていました。



桁が違うレベルだったその数字に、
さすがに私でも
これは普通じゃないんだ…


ということだけはわかりました。




先生は、

「すぐにどうこうというわけではないですが…」

と前置きしながら、
慎重に説明を続けました。





脳波検査。
発作のような症状。
そして、見慣れない血液検査の項目。


頭の中で色々なことが繋がらず、不安だけがじわじわ広がっていきました…


続く。